7_7_火

4日、5日と沖縄ライブ、無事終了。あらかじめ決められた恋人たちへの池永正二くんと一緒で、東京や京都から友人も来てくれ、わいわいと過ごした。
ライブハウスのGROOVEと、レコード屋のCD屋で。GROOVEではエレアコをアンプに繋いでラウドにやって、CD屋ではマイクだけでやった。
はじめての沖縄はライブが終わった夜に、ふっと身体に染みて来た。ジュークボックス、カラオケで音楽を楽しんだ。泡盛も結構飲んだ。ソーキソバは三度食べた。深夜に路地の小さな店で食べた350円のが一番うまかった。
何よりもライブの共演者達がみんな女性で、すごいよかった。色々気をつかって、主催してくれたMくんに感謝。

ライブの翌日、首里城へ観光。道をランドセル背負った小学生の男の子が、ぷらぷらとのんびり道草食ってるような歩き方していた。こういう歩き方をしてる子供を東京では見ない。いいなあと思った。空や雲の色が忘れられない。

聴きに来てくれた人達へ。

どうもありがとう。
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帰りの飛行機で、糸川耀史の『東海道徒歩38日間ひとり旅』読了。文庫ですぐ読めると思ったがなかなか読めなかった。読みやすいが簡単に読み進められない。大阪在住のカメラマン糸川さんが、東京まで徒歩で旅するという内容で、実に面白くて、最後ふいに泣かされた。飄々としながら、視線は丁寧でやさしい。写真家が書く文章は大抵面白いが、ここまで面白くて、腹に来るものがあるものははじめてだった。

「なぜ、そんなしんどいことをするのですか?」
大阪を出発する前に問われて、とっさに
「世の中に腹がたっているからです」
と答えてしまったことがあった

自分は腹がたっているからライブツアーに出るのではないよなと飛行機では思いながらも、帰り、駅から無理して歩いて、沖縄でもかかなかったようなすごい汗をかきながら、自分は本当はどうなんだろう、一体なんやねんと考えた。
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7日。息子と過ごす。食後のデザートにリンゴ欲しいかなとリンゴ見せると、「リンゴちゃん、いるー」と言って、剥いて出したらサクサクとあっという間に一個食べた。
ゲラゲラ笑って遊んだり、怒って泣いたり。寝る時は手を繋いで寝た。宇宙から見たら、猿や象、犬や猫と同じに見えるんだろうなあと思った。