2_26_金

26日だが月末。五反田の三つの銀行回って払い込み。

昨日深夜にDVDで『タクシードライバー』を見た。子供の頃とかにテレビで見たものだと思っていたが、ちゃんと見るのははじめてだった。ロバート・デニーロのモヒカンが有名過ぎて、見たものと勘違いしていた。
最後にまた前と同じようにタクシードライバーに戻るシーンがあるとは思っていなくて驚いた。

この間試写で見た邦画は、日常から抜け出したいという妄想が頭を支配して、それが無意味だとわかった瞬間にキレるというもので、自分がもっとも苦手なタイプだった。どうして明日を生きることを示していかないのだろう。ロマンチックに溺れるには絶望が浅すぎた。
タクシードライバー』もそういうタイプなものだと勝手に思っていたが、全然違った。主人公は26歳だが、大人の映画だった。

「明日を照らすもの」という言葉を最近よく使ってしまうが、その言葉を一番はじめに聞いたのは、もう10何年も前にやってもらったロッキンオンジャパン山崎洋一郎編集長によるインタビューだった。
メジャーでは出来ないサブカルとして何かがある、という話の流れだったと思う。当時サブカルというのが元気で、自分もそこから出て来たとは言え、サブカルの可能性を信じていなかった。
そこで山崎さんが、サブカルの中から明日を照らすものが出てくる、と言って、その時はふーんって思っていたが、最近になってその言葉が蘇った。きっと山崎さんが身を以て感じた言葉だからだと思う。

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