10_14_木

13日。学芸大アピアへ。AZUMIさんとの2マンライブ。AZUMIさんのライブをはじめて見たのは、まだ移転する前の渋谷のアピアだった。息子が生まれた直後だったので、2007年の5月だ。
この日はエレキで、自転車で向かった。途中、歌詞カードを忘れたことに気づいて引き返した。家から近いから油断したのかも。北海道ツアーを終えてきたAZUMIさんは、相変わらずサッカニーのかっこいいスニーカーを履いていた。全国の色々な街で歌い続けているAZUMIさんにはどうやっても敵わない。
リハ終えて、駅前まで自転車走らせて古本屋で絵本を買った。友部正人さん原作の「しいちゃん」。立ち読みで済ますつもりが、ちょっと動けなくなって買ってしまった。今年春に出た絵本。
学芸大学はやっぱり色々な思い出があるなあと、自転車で散策しながら思った。駅前は変わってきたが、古本屋はどこもまだやっていて嬉しくなる。
碑文谷公園へ元妻とまだ付き合いだした頃に行ったことがある。公園で遊んでた男の子が走ってて転んだ。彼女は男の子が起き上がるのをちょっと手伝って、半ズボンについた砂埃をパパッとはたいてやった。その手つきが慣れてるかのようにしっかりしていて、このひとは男の子を産むんじゃないか、なんて思ったことを思い出した。
アピアは音響が格段に良くて、自分の粗も出てしまうが、テレキャスを思い切り鳴らした。
AZUMIさんは自作のone string guitarを導入したりして、また新しかった。アンコールで「コーヒーの向こうがわ」をリクエストして、演奏してくれた。この曲は僕がはじめて見た渋谷アピアの1曲目だった。たまらなく大好きな曲。
終わって、お店でちょっと飲んで、友人らと味味という中華屋で、ニララーメンと水餃子を食べて帰った。
この日のAZUMIさんの録音を貰ったので、聴いた。「コーヒーの向こうがわ」を朝までリピートでずっと聴いていた。
またアピアで、AZUMIさんの演奏を聴きたい。

14日。目黒のスタジオで新バンドのギタリストと音合わせ。ノッてきたので、そのまま7th FLOORに来てもらって参加してもらうことに。
自分以外は女性シンガーで、mikiこと林美紀さんは3年ぶりに見たライブだったが、やっぱりとても良かった。30分程のライブの中で、ちゃんとドラマを作っていて、素敵だった。東京は上手いシンガーは山程いるが、こういうお洒落なひとは本当にいない。
自分のライブは「星」から始めて、途中から三輪二郎くんがエレキで入ってくれて、5曲やった。最後は早川義男さんのカバー。エレキ二本という編成はどうかなと思うが、まあ思い切りやれたのでよかった。やっぱり練習とは違って、本番では本性が出るようだ。そこが面白いし、腑に落ちない部分だが、ずっとライブをやり続けている理由かもしれない。
帰り、若いバンドマンとラーメン食べて、帰った。

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