3_11_日

夜中にNHKで3.11の時の映像を市民の方々が撮影していたものを流していて、地震津波の様子などまた蘇ってきた。
あるひとが、津波で街が流されている時、「誰か叫んだりはなくて、もの凄い静寂のようでした」と語っていた。


日本は、世界に誇れる憲法第9条によって「戦争放棄」してる国ということを教えられて、それは他の国のように戦争をしていることは愚かだと思わせる。
「敵」に襲われる心配など何ひとつしたことがないが、ここに来て「自然災害」「原発」というとても厄介なものをこの国は抱えているということを思い知った。
津波で大変な思いをしたひとのひとりが、今、海を見つめて「海のおかげで子供も育てることが出来たし、恨んではないです。ただ、複雑な思いはあります」と、語っていた。


昨夜銭湯へ息子と。息子は風呂好きで、4回も出たり入ったりした。洗面器や椅子を二人分ささーっと持って来てくれる。
「おまえといつかビールが飲みたいな」「10さいくらい?」「まだ早いかな」「ぼくはコーヒーがのみたい」と言った。
120のサイズのパジャマが小さくなりかけている。


この間ふと「おむかえに、パパとママ、りょうほうできてほしいな」と言われた時、彼にとっての夢はパパとママが仲良くして、一緒に暮らすことなんだろうなあと苦しくなった。
元妻の家に帰す時、部屋のちょっと前で息子を自転車から下ろして、自分は先に立ち去ろうとしてら、大きな声で「パパー、ちょっとまって。ママとちょっとおはなししたらー」と言われた。それでも自分は後ろを振り返らずに去った。


と、子供のことばかり考えるとノイローゼになってしまうかもしれない。幸か不幸か、今体調が悪いので酒は飲めない。ただ、ずっと頭痛がするのでロキソニン飲んで寝よう。