5_18_日

半村良の短編集「雨やどり」を読んだ。久しぶりに小説というものを読んだ気がした。戦後の新宿の飲み屋街、遊び人達を描いた物で面白かった。

この一ヶ月くらい寝る前はずっと同じブライアン・イーノ『Ambient 1: Music for Airports 』を小さく流している。この音楽を聞きながら寝室を真っ暗にして、身体を休める時、ああ生きててよかった、などとは大げさだが、本当に毎晩そう思ってしまう。ラジオ付きのCDデッキは一万円ちょっとの安物だが、その音楽はいつもひどくロマンティックに耳に届く。

自分が次作るアルバムもそんな物だったらいいなと思うが、むつかしい。音楽は、身体を横たえて目を瞑りながらも楽しめるのが、だらしない自分に合ってていい。