5_31_土

昨日は家族で横浜の動物園、ズーラシアへ。あいにく天気は悪く寒かったが、随分遠くまで来たようだった。広大な公園の中に動物がいるようだった。お客さんもあまりいなく、動物達もほっとしてるのか、呑気に見えたり、さみしく見えたりした。動物は好きだが動物園が好きかと言えば、ちょっとわからないが、動物園のことを考えるのは好きだ。夜、あの動物さん達は寝ているのだろうか、レストランで働く人達は通勤は楽しいのだろうかなどと考える。

夜は野毛でAZUMIさんのライブ。野毛の辺りを歩くのは実に久しぶりで、はじめ日ノ出町の辺りで少し時間を潰したが、何とも柄が悪そうで好きな感じだった。リハ終わってから、AZUMIさんに伊勢佐木町のホットドック屋に連れて行ってもらった。この辺りは繁華街で、昭和の匂いがする。「ええ店、結構なくなったけどね」とAZUMIさんは言ってたが、それでも何かたまらないものがあった。街に川が流れているのがいい。その感じも、大阪や博多の中州のようなちょっとロマンチックな風情ではなく、何かもっと本物のような貫禄があった。誰にも管理されていない風景だった。

夜はすごい雨だったが、坂の途中にあるお店ではAZUMIさんのすごい演奏で、店内は段々熱気が立ちこめていた。はじめて聴く曲がたくさんあり、興奮した。僕の「恋」「移動遊園地」をカバーしてくれた。アンコールでは久しぶりに「キミノキモチ」を演奏してくれた。聴いてて何とも胸に突き刺さる部分ある歌詞だが、立って、激しく歌うAZUMIさんを見てると、ちょっと許されるような気持ちになる。本当の歌というのは、シンガーが「歌ってる」と思わせない。本質がそのままゴロッと塊になっている。そして、それが可能をにするには、音楽としてきちんと成り立たせなければならない。かなり高度なバランスが必要である。矛盾しているようだが、その面白さをつかんだミュージシャンは音楽はやめることは出来ないだろう。

MySpaceで、最近の横浜でのAZUMIさんのライブ映像があった。「ビザールギター」と「オイラの足がひっかかった」が聴ける。お客さんが叫んでいるのもすごい。

http://vids.myspace.com/index.cfm?fuseaction=vids.individual&videoid=35062467

今日で5月終わり。バイトの現場に、雀が二羽迷い込んでいた。つがいのようで、仲良さそうだった。

Permalink