6_23_月

新作CDR『まぼろしくん ep』に封入する歌詞を打ち出す。4編の曲、というより、4編の詩のようである。それはそれで、今はこういう時期なのかもしれない。

来月は16日に『ROCK'N'ROLL 1500』がHEADZから再発。リマスタリングして、2曲のボーナス・トラック。ブックレットはかなりのボリュームとなって、ちょっと気持ち悪いくらいだが、レーベルが頑張ってくれて何とか形になった。

雑誌『ミュージック・マガジン』のCDはどうなるか?とかいう特集記事を読んだ。小西康陽さんが「自分の一番やりたいことは、アルバムを作ること」と言っていて、その言葉がずっと引っ掛かっていて、最近自分のCDラックから、色々なアルバムを手に取ったりしている。

そして、ロックのアルバムはやっぱり26歳で作るものだなと改めて思ったりもしている。スクエアプッシャーの『GO PLASTIC』も本人26歳頃の作品だった。
その26歳から、もう12も歳取った自分はちょっと出来のよい物は作れても、ヒリヒリしたスリリングなアルバムは、もう作れないだろうとも思う。

しかしそれでも、曲作り、アルバム作りはずっと続けている。一日一度は、自分が音楽活動をやめることを考える。どう辞めようか、どのタイミングでやめようか等と色々夢想してはニヤけている。まあ、やめることを考えながら続けているのがよい気がする。

夜、息子を寝かしつけに一緒に二階へ。昨日はなかなか寝ず、絵本を何度も読まされたが、今日は一回読んだら、眠くなったようで、ゴロゴロしてすぐ寝た。この子が26歳の時は、僕は63歳ということになる。自分が何やっているのか、どうやって生きているのか、全く想像がつかない。とてもこわいが、それくらいまでは生きていたいものだ。