1_10_土

昨日バイト中、妻から息子がインフルエンザであったとメール。一昨日夜、高熱のため救急に行った時は風邪との診断であった。予防注射を打っても掛かる時は掛かるらしいが、症状は少しは軽くなるという。

朝から気分がよくなかったので、自分もインフルエンザかなと思ったりした。こういう時に限ってもっともきつい現場に回され、うわーと思ったが意外に軽くやれた。小柄の女性社員も一緒で、そのひとの身体の動かし方は驚異的だった。久下惠生さんの「肉体労働者の計算力とスピード感を知ったのはショックだった」という言葉を思い出した。きつい現場には出来る社員が配置され、なるほどなと思った。

帰宅すると息子はタミフルを飲んで、ぼーっとしていた。まだ苦しそうだった。喋りかけても反応はしない。妻が話しかけると、首をこくっと頷いたり振ったりした。

今朝、息子の熱は下がり、また病院へ。8人待ちだった。昨日に比べて歩けるし、熱は7度3分だったので大分よくなっていた。先生も「もう熱下がったの?」と驚いていた。まだインフルエンザのウィルスが消えたわけではない。

夜はyoutubeでポニョやトトロの歌を聴かせてやり、それも飽きたのでルー・リードを何曲か聴かせた。クールなロックンロールは好きらしい。「waiting for the man」ではノっていた。

ルー・リードを僕は全部のアルバムをちゃんとは聴いていない。それでも好きと言えるのは、ムードとエレクトリック・ギターを持った格好がたまらないのと、ギターをよく換えるから。どんなギターを弾いてもルー・リードでしかないと思うのだが、しょっちゅう違う新しいギターで初々しそうに弾いているのがいい。

一番はじめに聴いたのは高校生の時で、佐野元春さんのラジオ番組で「walk on the wildside」が流れた。その時の感動は今でも覚えている。この曲をポケットに入れていれば、街のどこまでも歩けるような、胸をすくわれた気持ちになった。「waiting for the man」をはじめて聴いた時は、その格好よさに死にそうになった。

しかしyoutubeというのはすごい。ルー・リードの映像もたっぷりアップされていて、それを見ているだけでかなり時間が潰れる。よいのか悪いのか。