3_16_月

映画の劇伴音楽、録音終了。やっていくうちに色々なテイクが生まれた。久しぶりにエンジニア早乙女正雄さんとも仕事出来た。サントラ盤として形になったらうれしいが、自分ひとりで楽しめる物が出来たことが何よりうれしい。自分ウケか。よくないが、なかなか自分を満足出来るものは出来ない。

昨日は公園で息子と思い切り遊んだ。滑り台を気にいったようで、何度滑っても「もいっかい」とせがんでくる。不動尊では小石を拾ってきて「どうじょ」と僕に何度も持ってくる。勿体無いからポケットにずっと入れている。
遊んでいたら、息子と同じくらいに男の子を連れた夫婦がいて、その旦那さんは、この間自分の引越しを頼んだ赤帽のひとだった。ちょっとアンダーグランドの匂いがありつつも、優しい感じがあるひとで、旧宅と新居を三往復する車中で色々話した。こうして会えるのもうれしかった。


昨日でワタリウム美術館の島袋道浩展が終わってしまった。ずっとあの場所でやっていてほしいという展覧会だった。
「わけのわからないものをどうやってひきうけるか?」。作品のタイトルだが、今年ずっと残る言葉、テーマかもしれない。
展覧会の図録は会場では販売してなく、街でホームレスが売っているBIG ISSUEのみで買えるというのも、面白かった。かっこつけた物作って悦に浸るより、自分で街に出て、知らないおっさんに声掛けてみろよと。そういうものを喚起させる作家というのは、今殆どいないのではと思う。では、みんな自分を含めて何を目的に物を作ってるのだろう。案外ひどくつまらない下品な目的であるかもしれない。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200901280188.html

今夜は新宿で叱咤激励会。明日は高円寺で加地等とライブ。ぼちぼちエンジンが掛かってきたような。