7_26_日

朝、息子にデレデレと起こされる。昼、焼きうどんを作る。焼きそばは何度も作ったことがあるが、焼きうどんは生涯ではじめて作った。簡単なものだがはじめて作ったということで、うれしい。息子ははじめ納豆ごはんだけ食べて「イラナイ」って言い張ってたが、しばらくして腹が空いたのか仕方なく食べはじめ、あっという間に全部食べた.それから一緒に昼寝。

夜、カバー曲の練習。
大江千里の「贅沢なペイン」、「夏渡し」を繰り返し聴く.アルバム『OLYMPIC』の中の曲。
『あたりまえすぎる優しさだけが/どれほどの弱さを傷つけている』
『飲みつかれた目をラベルのはがれたウォッカでよく冷やしていたね/休み明けからは遅い台風が近くにやってくる』
『激しく愛を傷つけていたい/君の瞳に勝ち続けていたい』
『彼はかつて同志と呼ばれ/逆らうことにあきたりないと言った』
『登記も書きかえたという母の声が耳はなれない/彼女のスカートの丈も会話も責めるのも短くなる』
こんな歌詞を高校生で聴いて、意味はよくわからなかったが、何かハードな印象をずっと持っていた。それからロックも色々聴いたが、思ったほどハードではなかった。わかりやすかった。歌詞でハードだなと思ったのは、後は吉田美奈子くらいか。

深夜に五反田TSUTAYAで『ジョゼと虎と魚たち』のDVDを借りて見た。原作は読んだ記憶はあるが、ほとんど覚えていなかった。2003年公開の頃のことはよく覚えてる。佐内正史撮影のポスターが渋谷の街でキラキラして見えた。その時代の才能が色々な分野から集まって出来たひとつの結晶のようで、ああ、自分はああいう場とは交わらない道を行くんだなあと思った覚えがある。