8_28_金

26日午後、大阪南港からフェリーで出航。夜、フェリー内のイベントで歌う。韓国の若者達ばかりがお客さんだったが、そこそこウケる。こういう飛び入りはこんなもんだろう。フェリーの部屋はスイートルームだった。
翌朝釜山に到着。食事して、夕方にソウルへ入る。アーチスト一行、学芸員らと食事。いまいち会話は合わないが、今回のイベントの日本語が出来るボランティアの女の子は可愛いので、何とか最後までいられるかなと思う。
宿はゲストハウスで、初日は手違いで自分の部屋がなかったが、女主人が自分の部屋に泊めてくれた。夜中女主人が布団に入って来るのではと思ったが、そんなサービスは勿論なかった。
朝は食堂でコーヒー、トースト、サラダ、卵焼きを女主人のお母さんが作ってくれた。ほっそりして、昔は相当な美人だったように思う。

展覧会の会場は軍の施設だったところで、かなり大きいが、まだまったく展覧会の雰囲気はない。101人が参加するアートイベントということだが、ちゃんと出来るのだろうか。多分出来るんだろうが、この感じが韓国かもしれない。先が見えないのがいい。

昨日は京都から友人が来て、あちこちで遊ぶ。色々食うがめちゃくちゃ美味しいってことはない。肉は大阪や京都で食う方がずっとうまい。それでもホンデというゆるやかな坂のある街で肉をつついていると、わけもわからずうれしい気分になる。女の子二人で肉食ってる姿が多い。

移動中もソウルに入っても、ずっと出来たばかりの音を聴いている。よく三日で出来たなあと何度聴いても思う。マスタリングすると、今の内田直之らしい粗暴な感じは薄まるかもしれないから、今のうちにマスタリング前の音をたくさん楽しんでおこう。ベリンガーの謎の機材EDISONがこれだけ活躍したアルバムもないのではないか。EDISONによって思い切り左右に振られた昆虫キッズの二人のギターが、伸び伸び響いている。