10_21_水

夕方、息子を保育園へお迎えに。「おかえりなさーい」と元気に迎えてくれて、ぴょんぴょん廊下を跳ねて一緒に歩く。スーパーで買い物して、不動尊の池で亀をちょこっと見て、帰宅。今日安かったほっけを焼く。
息子が寝てから稲垣足穂の「一千一秒物語」を読み返す。この作家を知ったのは22歳くらいで、ライブハウスで知り合った女の子からだった。その日会って、小さな飲み屋に行って、一晩中街を歩いて、朝、名前も聞かず別れた。

息子の安らかな寝顔を見ながら、お月様を想ったり、色々なことを考えたり、思った。形にならないこの時間がいい。そばにあたたかいものがあれば。