7_21_水

麦茶作ったり、素麺作ったり。
渋谷からの帰り、恵比寿に寄って、写真美術館へ。先週終わってしまった古屋誠一さんの写真展の図録を買おうと思ったが、売り切れだった。
なんで見逃したのかなあと思ったが、古屋さんが体調不良で、来日出来なくなった話を聞いて、まあいいかと思った気がする。
去年佐内正史さんの岡本太郎美術館でのラジオに呼ばれて、本番前カフェで古屋さんのお話を聞いたのは、何だか印象的な時間だった。
テーブルにどこでも売ってそうな日本製のコンデジがあった。多分LUMIXだったような。

3,4年前だったか、母親と妊娠中の元妻と、古屋さんのトークイベントに行ったことがあった。
普段オーストリアにいる古屋さんは、ちょっとひねくれた芸術家というイメージだったが、ずっと自殺した奥さんのことを本にしてるのは、底知れない何かがある。ひどく後ろ向きな行為のようで、それが明日を照らすように思うのはなぜだろう。
イベントで、質問しようとした観客が、うまく話せなくて動揺している姿に、「自分を表現するのは、とてもむつかしいことなんだよ、ゆっくり考えていいよ」と、声を掛けていた。

これと同じような光景を、松山千春さんがBSに出た公開録画の時に見た。
ムネオバッシングの時に、質問でしどろもどろになってしまった女性の観客に、司会者はひどく冷たい視線を投げていたが、千春さんは一生懸命やさしく聞こうとしていた。その質問は、鈴木宗男をかばうのはなんでなんですか?という批判的な内容だったと思う。

古屋さんにも千春さんにも、会えた。短い時間だったが、その思い出は大きい気がする。
図録はまたいつか手に入れよう。

目黒に帰って、スーパーで「いも豚」を試食したら美味しかった。今日は3割引きということで買った。息子をお迎え。帰って、アイスを食べた。晩ご飯のお肉はペロッと食べた。「お野菜も全部食べなさい!」とちょっと強く言ったら、ぶすーっとして、目が涙目になった。それでもゆっくりと全部食べた。

シャワーを浴びて、寝る前、「いい夢みようか。どんな夢がみたい?」と聞くと、「ライオンの夢が見たい。ライオン、こんな格好で寝てたね」と、もう何ヶ月も前に行った動物園で寝てるライオンの姿を真似した。