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大阪3daysのことを忘れないうちに。

14日(土)ベアーズ 共演:あべのぼる、AZUMI、山本精一
あべさんのステージ、AZUMIさんのエレキに山本さんのドラム。これは何ていう音楽だろう。山本さんが時折困った顔しながらも、楽しそうだった。あべさんが隣にいると、山本さんが大学生のように見えたりする。あべさんの歌、もっとたくさん聴きたい。山本さんがカメラにハマっていた。何かに熱中出来るのはいいなと思う。
アフターは、ミナミで。最後は三つ寺のプカプカで。週3入ってる前からの友達Mちゃん、色っぽく見えたのはカウンターごしだったからか。

15日(日)ムジカジャポニカ 共演:友川カズキ
昨日のあべさんとほぼ同い年の友川さん。本番前からすごい飲んで、本番も飲んで、打ち上げでも飲んで、とにかく凄かった。周りのひとへの気のつかいようも凄かった。友川さんの歌、音の塊に大阪のお客さん達、完全に圧倒されていた。関西にはフォーク、ブルースの人がたくさんいるが、友川さんと一緒にやれるひとはいない気もした。
アフターはそのままムジカで。店長せいちゃんがササッと作ってくれるつまみが滅茶旨い。最後は梅田のお好み焼き屋で。

16日(月)西成難波屋 投げ銭ライブ ゲスト:城戸英章(sax)
昼間友人らと梅田で若松監督『キャタピラー』を見る。期待外れだった。まあ見て損はしない作品だとは思うが、90分なのにとにかく長かった。クマさん(篠原勝之)はよかった。戦中は気違いみたいな赤い女の着物みたいなの着ていた彼が戦争が終わった時、通常の作業着を着ていたのがもの凄いメッセージに思えた。
西成に投宿して、釜ヶ崎へ。今回仕切りとPAやってくれるよっしーさん、オーガナイズと宣伝してくれた竹野さんがステージを作ってくれた。福岡から城戸くんも来てくれた。ライブは2部構成。1部は「あの汚くなった靴をあの子はひとりで買ったのだろうか」から「虫たちのバラッド」、2部は「東京の恋人」から「移動遊園地」。アンコールは「抱いてくれたひと」。城戸くんとの絡みは最高だったんじゃないかと思った。
立ち飲み屋の奥に小さなステージとスペースがあり、ライブを見たいひとはそこに集まってくれている。常連さんのようなおっちゃん達はカウンターで、分断されてしまっているかのように思えたが、休憩で外に出る時、おっちゃん達に「もう帰るんか」「ひと多くて、向こうなかなか行かれへんねん」とか声掛けてもらった。音は聴こえているので、皆意識してくれてるのかなと思った。2部はそのことを意識して、店の奥まで音を鳴らせようと思った。
何とか無事終わって、投げ銭入れる籠にお金を頂いた。お客さん達が、まだそのままお店で楽しそうに飲んでいたのが見ていて嬉しかった。生ビール250円、つまみも100~300円で安い店だが、雰囲気やおっちゃん達の服の選んでいるセンスは贅沢な気がした。
よっしーさんから、「一字一句、きちんと届けようとしてたね」「太い音楽やってるから届いてくれた思いますよ」と言われた。嬉しかった。次は真冬にやろうかとオーガナイザー竹野さんと話した。沢山お客さんが入ってくれたのは、彼の宣伝のお陰だった。興味持っても、釜ヶ崎まではなかなかひとは来てくれない。
外にいたら「もう終わってもうたんですねー」と、心から悔しそうな顔してひとがいて、近所で焼き肉屋をやっているとのことで、そこで打ち上げをすることにした。彼も歌っていて、CDRを貰った。その焼き肉屋で、ワイワイと。肉、旨かった。会計が安かった。きっとマスターが安くしてくれたんだろう。帰り、一緒に写真を撮った。
それから、味園へ。一杯飲んだら急に眠気が襲ってきて、帰った。

翌日、昼過ぎには東京へ。病み上がりの息子を預かる。荷物持って、部屋に戻ったら汗だくだった。シャツを着替えようとしたら、息子が「お父さん、背中がびしょびしょだよ」と言って、タオルで背中を拭いてくれた。小さな水っぽい手が時々触れて、気持ちよかった。