10_10_日

ずっと息子と。昼寝前は不機嫌で怒ったり泣いたりした。ひとに怒られたり泣かれたり、抱きついたり笑ったり。それはそれで幸せなことかもしれない。夕方、スーパーの前で元妻に息子を。それから街に出るつもりだったが、帰った。なんだか脱力した。

ニール・ヤング『Le Noise』を聴く。情緒的なものが入り込めないエレクトリック・ギターと繊細に蠢くエフェクター、謎の音も面白い。壮大な映画を超えるかのような世界を見せる。これはボブ・ディランの一番新しいのより全然いい。手の込んだ粗食のようなマッド・サウンド。8曲、37分。

この半年くらいか、街にホームレスが急に増えたとよく聞くし、実際見る。街中にいて、ふと隣に段ボールハウスがあったりもする。ホームレスでも仕事して寝床を確保して、生き続けるひとはたくさんいる。自分は喘息があるので、冬なら保たないだろう。今年65歳のニール・ヤングがこんなすごい音を作っている。65歳になって、音楽などやっていられるのだろうか。夜中、公園のベンチで考えた。