10_23_日

2曲書いた。
夜、友達のライブに行きたかったがくたくたになってたので、スーパーで魚、野菜など買って帰宅。


井上理津子『さいごの色街 飛田』(筑摩書房)を読んだ。
12年間の取材もので、それほど期待はしてなかったのだが、よかった。
これだけ足で稼いで、著者はペイ出来るのだろうかと思ったが、やらなければいけないという業なんだろうなと思った。
ひととの会話が、実に生々しく、その声色までも伝わって来た。
そこで働く女性達、周りで働く人達、組合、暴力団と、取材対象は広い。

大阪在住の著者は、最近東京に越してきたそうで、それがちょっと淋しいと思ってしまった。


ノンフィクションものは好きだが、これは自分のよく行く西成のことを書いたもので、よくわかるのだが、どこかで、それらが遠くなっていくのも感じた。
街を描くのは物語の方が、近くに感じて、あたたかい時がある。


いつか、自分はそういうものを書けたらなと思う。


ネットラジオでいいチャンネルを偶然に見つけた。フランスの番組。飽きの来ない選曲でいい。