11_7_月

朝、息子はスッキリした顔をしていた。天気も晴れていて、気持ちいい。
ただ、熱はまだ7度台後半だったので、また本人も「ほいくえん、やすみます」と言うので、園に連絡して、一応医者に行った。皮膚の薬も貰うために。
抗生剤など飲まなくてもいいと言われ、一応今後熱が上がった時のために解熱剤は出してもらった。
処方箋もらって薬局へ。
薬局のカウンターに、貰える飴が置いてあるハコがあって、それをいつも息子は楽しみで、ニヤーとしながら、猫が隣の家の魚を盗むように手を伸ばす。
薬剤師のおばさんと目があい、ニコッとしてくれて、息子は安心して飴を手にした。
でも、さっきまでのスリリングさも楽しかったんだろうなと思った。


薬もらって、コンビニで小さなおもちゃ買ってあげて帰る。
ちょっと遊んで帰宅。


元妻に引き渡し。


三日間あっという間で、ひとりになると急に淋しくなる。


今年は色々バランスを崩してしまった。
生きていて、今までで一番よくない年だったかと思う。
アルバムも作れなかった。


それでも病気をしたわけでないし、楽しいこともあった。友達に感謝。
後、二ヶ月、無事に終わればいい。


病院からの帰り、緩い坂をのぼりながら、自転車に乗せた息子に「今日は太陽、すごい照ってて気持ちいいねー」と言うと、「ひかげはちょっとさむいよ。あったかいところをはしろうよ」と言われた。
まるで自分の人生のことを言われた気が、ちょっと、してしまった。