6_19_木

録音。自分の歌った声をちゃんと聴く。久しぶりで苦痛だが、意外に耐えられた。ギブソンのギターが、ずっと可愛い音で鳴っているからか。

それなりに心をこめて作って歌って録音するわけだが、それをPCでこちょこちょデータを整理したり編集したりしてると、何だか気持ちが萎えてしまいそうになる。だが、色々なことがススッと出来る今は、本当にとても便利だなと思う。このデータが、知らないどこかの誰かの魂と、0.1秒でも繋がることを思って、作業した。

最近気になるのは、歌詞をもう一度ちゃんと見てみようと思うことで、自分の中で「この歌はいい」という勝手に傲慢に勘違いして歌っている気がしてならない時がある。本当にいい歌というのは、何度も聴けるし、ずっと誰かに歌い継がれていくものだと思う。いい歌を聴くと、絵本みたいだなあと思う。音で聴いて、色々な情景やストーリーを浮かべて遊べる。そういう歌が出来ればいいなと思う。

夕方、山手線で目の前に座っていた18歳くらいの可愛いけど生意気そうなギャルが、おばあさんに席を譲ろうとしていたが、そのおばあさんはすぐ降りるからか断っていた。ギャルは一旦席を立ったのに、また、ちょっと恥ずかしそうに席に座った。