7_18_金

バイト先の社員食堂で、食器清浄をしているおばあさんは70歳くらいだろうか。いつも食器など流して返すのだが、そこで今日手を見たら、ふやけて大きくなっている手だった。食堂のめしは旨くないが、一応「ごちそうさまでした」と言うと、明るい声で「ありがとう」と言ってくれる。
日本は高齢者達に優しくない。70歳になっても汗水流して働かないと、生活は出来ないのだろうか。それとも、孫にお小遣いをあげるのが楽しみで働いてるのか、家にいるより外に出たいのだろうか。色々考えたが、ひとの人生なんて外から見てもわからない。ただ、あの歳で元気で明るく働いているおばあさんは、あの「ありがとう」の一言で、ほんの一瞬でもひとの心に明るいものを照らしている。すごいことだと思う。