3_23_火

明け方上下巻物の小説を読了。なかなか人間の生臭い感じが描かれててよかった。いい人達がことごとく不幸になるのが、ああ現実はそうだなあと思った。

夜、シネマライズ韓国映画『息もできない』を見た。一言では言えないが、また韓国の底知れないものをドンと突きつけられた。主演の俳優がすごいなあと思っていたら、後から、監督が主演、製作、脚本、編集もやってると知って驚いた。
去年の夏、ソウルの飲み屋で一緒にいた通訳の女の子が隣のテーブルにいて気づいた俳優さんが、主演の先輩役で出ていた。魅力的なひとだった。その俳優さんと飲んでた男女二人は韓国語でペラペラ喋ってたが、実は日本人で、しかも関西弁だった。仕事の話をしているようだった。
監督のインタビューで、「日本やフランスは映画の題材に困ってるみたいですが、韓国は社会的な問題がまだたくさんあるので、映画の題材には困らない」というようなことを言っていた。確かに、これほど強いものが噴き出す映画はなかなか産まれないような気もした。音楽もそうだなあ。

帰り、ホームで女性音楽ライターと一緒になった。「配信やTwitterとかやらないの?」と言われ、そんなこと考えたこともなかったと気づいた。物作ったり、街で遊んだりしてるだけで精一杯だ。Twitterやってるひとと一緒にいるとしらける。

携帯の着信で「公衆電話」とあってパッと出たら、大好きな大先輩シンガーからで驚いた。わざわざライブの招待で電話を頂いてしまった。

小雨の中、五反田から自転車で帰った。

一週間後、ソロライブ
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